【 講座 】鏡リュウジさんの『絵解きタロット入門 図像学から心理まで~愚者から恋人まで~』に参加しました。

「なぜカードは魔力を得たのか?」

「絵の謎と歴史、実占に役立つ78枚すべての解釈まで」

 

鏡リュウジさんの新刊『タロットの秘密』(講談社新書)が2017420日に発売されました。

 

「『占い師』鏡リュウジは、タロットからスタートした」

とおっしゃる鏡さんのタロットへの愛♡ がギ~ッシリと詰まった大変ボリューミーな内容です!新書といえどもその厚さは1.5cm

 

そしてそのタロットへの愛♡は、

 

「タロットは、手の中の宇宙なのである」

 

という一言に集約されていたと感じました。

 

 

さて、この本の内容・構成は、大きく分けて次の2つ。

 

(1) 歴史の謎解き(タロットの図像の系譜や変遷、その背後にあるタロット製作者、実践者たちの世界観を実証的に探求)

 

今のようなタロットの解釈やイメージがどのような展開をして生まれてきたか? 

  そこにいかに様々な人間の文化の側面が関わっていたのか?

 【 左脳的アプローチ

 

(2) タロット入門書としての実践編

 

絵のイメージから感じることをもとに自分の無意識と向きあう

 【 右脳的アプローチ

 

 

初心者の方からタロット愛好者の方まで、特に「占い」よりは「文化」としてのタロットの世界を堪能したい方へオススメです!

 

***

 

個人的に非常に共感したフレーズがたくさんありました。

その一部について、以下に引用させていただきます。

 

「ここで声を大にして強調したいのだが、タロットの魅力は占いだけにあるのではない。」(序章)

 

「さらにタロットのイメージを深く見つめていくことで、自分自身を見つめるツールとして役立つこともあるだろう。僕自身の立場としては、タロットは単純な吉凶判断の占いである以上に、心理学者ユングのいう、心の深いところから現れる『元型』的イメージとして扱うことで、一種の自己セラピー的な価値もあると感じている。」(序章)

 

「キャンベルは大アルカナに注目し、これが魂の成長プロセスを象徴すると解釈した。タロットの大アルカナは、何者でもない『愚者』が、さまざまな人生の経験を積んで成長していくという『愚者の旅』という神話物語として解釈していくことが可能となる。実際、グレイも含め、このような心の成長の旅路としてタロットを解釈する向きは多い。」(第3章)

 

「タロットの『占い』にはさまざまなレベルが存在する。ごくごく簡単な吉凶判断のようなもの(英語ではフォーチュンテリングと呼ばれるような占いである)から、深く深層心理に入り込み、自分でも気づかなかったような心理的な問題に光を当ててゆくという、一種のサイコロジカルなものにいたるまで、さまざまなレイヤーがあるのである。どのレベルで実践するかは、まさにその人次第ということになろう。」(第5章)

 

「第4章では、歴史的な図像の系譜に加えて、僕が影響を受けたタロットの現代的な、つまり心理学的な解釈を施しておいたこともあり、タロットを用いたセルフカウンセリング、あるいは相談者とさまざまな気づきを深めるためのツールとして使っていただきたいという気持ちがあるのは確かだが、」(第5章)

 

「タロットは、手の中の宇宙なのである。」(あとがき)

 

***

 

ところで、この本の発売日(420日)には「セブンアカデミー」さん主催の講座『絵解きタロット入門 図像学から心理まで~愚者から恋人まで~』が開催され、参加してきました。

4回シリーズの第1回目です。

 

まず初めに、タロットの歴史のお話。

引き続き、4種類のタロットカードを比較しながらの解説。

(1) ヴィスコンティ・スフォルザ版

(2) マルセイユ版

(3) ウェイト=スミス版(ライダー版)

(4) 神託のタロット

 

本ではカードの絵もすべて白黒印刷ですが、講座ではすべてカラー。

1つの意味を表すカードについて、同時に4種類のカードを比較して見る機会はまずありませんので、大変勉強になりました(•̀.•́

 

なお余談ですが、主催の「セブンアカデミー」の「セブン」とは「世界文化社」の略称。

「セブンアカデミー」さんとは「『家庭画報』などを出版する世界文化社が手がけるカルチャー教室」なのだそうです!!

「セブンイレブン」の「セブン」とは全然関係ないとのこと!!

 

さらに、鏡さんの新刊『タロットの秘密』の出版社は、「世界文化社」ではなく「講談社」。

講座終了後には引き続き、本の販売とサイン会が実施されたのですが、これはセブンイレブンでファミマの商品を売るようなことwww

 

講座の冒頭で講師の鏡さんから教えていただいて初めて知りましたが、衝撃的でした!!

 

この「セブンアカデミー」さん。

201610月にできたばかりなのだそう。

いわゆる「カルチャーセンター」のイメージとは全く異なり、洗練された上質な空間、完璧なセキュリティー(オートロック)、スタッフさんの感じの良さが大変好印象でした。

 

また、細かい備品の選定に至るまで手を抜かない徹底したブランディング戦略、ターゲットを富裕層に絞り込んだマーケティング戦略が伝わってきました。

とても気に入りましたよ(*˘˘*)

 

(ご参考)

 

Amazon 「タロットの秘密」

https://www.amazon.co.jp/dp/4062884240

 

楽天「タロットの秘密」

http://books.rakuten.co.jp/rb/14773068/

  

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時詠み

生年月日統計学による「マイパーソナルカレンダー」より(すべての方に当てはまるものではありません。)

 

 

420

 

 

ホロスコープ(西洋占星術)では?

 

金運が向上している時期

私の「太陽」と天空の「木星」が60

 

仕事に楽しさややりがいを感じにくい時期

私の「MC」と天空の「土星」が90

 

独立心がとても高まる時期

私の「月」と天空の「天王星」が0

 

自分の理想に向かって実現しやすい時期

私の「土星」と天空の「海王星」が120

 

 

四柱推命では?

 

「休息」の日(丁丑)

 

 

個性心理學では?

 

「成果」の日

 

「調整」の月(4月)



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